【トリビア】ディズニー「Paperman」は、2009カンヌサイバーゴールド「SINGS」のオマージュ
最近Facebookで話題になっていたディズニーの「Paperman」を見ました!
正確にいうと『Papermanの原案はこれなんじゃないの?』と友だちがFacebookに投稿していた2009年カンヌサイバーを獲得した「SIGNS」を先に見たのだけど、これを見ると確かにPapermanはSIGNSをオマージュにしてるようです。
もうネタにしてるブログがあるかな?と思ったのだけど、Papermanの技術に関するエントリーとかしか出て来なかったので、ちょっとトリビアネタ的に書いておきます。英語のソースは当たってませんが、YouTubeにはそれっぽいコメントが付いてます。
- とある街を舞台に、鬱屈した毎日を送るサラリーマンがオフィスの向かいのビルの女性と出会うというストーリーが同じ。
- 全編セリフ無しという演出が同じ。
- 意図的に似せているカットがいくつかあるので、スクリーンショットで比較してみました。
目の前の書類に憂鬱な視線を落とす主人公。
ふと向かいのビルの女性の存在に気付く。
視線の先にあるのは、向いのビルの中にいる女性。
ちなみに、ここから先の展開は大きく異なるので、実際に動画を見てくださいね!
監督の原作への純粋なリスペクトから生まれたのだろうなと思える点を挙げておくと、女性と出会うまでのストーリーが、ディズニーらしいアニメーションならではのストーリーに仕上げられているところ。5歳の息子がゲラゲラ笑っているのを見て、さすがだなと思いました。フォンタジーを通してより多くの年齢層に伝わるものを作るディズニーらしいアレンジだと思います。SINGSは5歳の子にはまだ理解するのが難しいですから。
ちなみに、Papermanは邦題:「紙ひこうき」としてディズニーの新作「シュガー・ラッシュ」で併映されるそうです。この作品も、クッパやザンギエフや、なんとソニック ザ ヘッジボッグまで登場するようで相当楽しみでwktkしてます。ゲームの世界版トイストーリーっといったところでしょうか。
PapermanもSIGNSもどちらも面白い作品ですが、おっさんディレクター的にはメッセージ性が強いSINGSの方が好きだな〜。