リクルートライフスタイルのUXデザインセミナー:メモ走り書き
緊急対応でドタバタしていたので、気になったところだけ走り書き!
リクルートライフスタイルのUXデザインセミナーに参加して来ました。
今回のセミナーでは、じゃらん、ホットペッパーなどを手掛けられているリクルートライフスタイルの4名の方のお話を伺うことができました。
中でも、なぜUXの専任チームができたのか?という点に一番興味があったので、じゃらんを担当されている筒井様のお話を、走り書き程度ですが簡単にまとめました。
リクルートライフスタイルが考えるUXデザイン -筒井様
- 横断でUXをデザインできる体制がなかった。
- 組織によって人が足りないなど、人材配置の偏りが発生していた。
これらを解決するためにUI/UXチームを設立。開発のチーム体制は以下で構成。
- プロデューサー
- UI/UXチームメンバー
- 開発担当者(実装は外部の場合も)
ウォーターフォール型でPJを進め、UI/UXチームは以下の領域の工程を担当。
- コーディング
- デザイン
- UI設計
- IA設計
- UX設計
UI/UXチームの基本メンバーの基本構成。
1人で複数の役割を兼任する場合もある。
- インフォメーションアーキテクト
- ヴィジュアルデザイナー
- フロントエンジニア
以下、少し具体的な事例の話。
じゃらんでスマホで検索をし、予約はPCでするというユーザー行動について。
- 旅行プランを決めるのは1人ではない。(ターゲットユーザーの整理)
- 移動時間等の隙間時間で使用。(ユーザー観察)
- 大きな画面で確認(して予約)したい。(ユーザーアンケートで判明)
これらのことから、カスタマーは利用シーンに応じて最適なデバイスを使っているということが分かったとのこと。
そのため、じゃらんでお気に入りに登録した情報を、利用シーンに応じデバイスに関係なく利用できるように変更したとのこと。そして、これらの変化は4年前とでかなり状況が変わっているということをデータで示していただきました。
2009年から2012年のデバイス別のユーザーの割合の変化。
- PC:ガラケー=70:30(2009年)
- PC:ガラケー:スマフォ=60:10:30(2012年)
本当にざっくりですが、こんなような内容のお話でした。
あと、名前は失念してしまいましたが「データだけ見ていては見失いがちなことを、UXで解決していきたい」ということをセミナーのまとめとして話されていて、意識していないと陥りやすい罠なので気をつけないといけないな、と改めて思いました。
自分は4年ほど前に、前職でIA/UIを横断的に見る組織にいたことと、今回お聞きした話がビジネスモデル的にもかなり似通っているものだったので、特に発見というものは特にありませんでしたが、ここ最近セミナーに参加することがなかったので、久しぶりに顔を出してみました。本当は、セミナー後の懇親会で面識広げたかったのですけど、仕事が入りあえなく断念。
やべー仕事終わる気しねー\(^o^)/
— Kosei Higuchi (@higuchill) March 7, 2013
次は今まで自分があまり触れて来なかった領域のセミナーや勉強会に行ってみたいと思います!
そうそう、リクルートライフスタイルさんではUI/UXデザイナーを募集されているとのことなので、興味のある方は話を聞いてみてはいかがでしょう?!
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